2016/05/07

グルテンフリーの生活を始めてみた結果。腸の調子がよくなった

あなたは、グルテンフリーという言葉をごぞんじですか。グルテンフリー生活を始めて、2週間足らずですが、私にとってかなり効果があったので、書いてみます。

1.グルテンフリーとは、どういうもの?

まず、グルテンとは、何かというと、
グルテン (gluten) は、小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。麺類やパンなど、小麦加工品を作る上で弾性や柔軟性を決定し、膨張を助ける重要な要素となっている。(wikipediaより)
つまりグルテンフリーとは、小麦粉など、グルテンを含む食べ物を食べないということです。

グルテンフリーについて書かれた本として「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本があります。現在、男子テニス会で圧倒的なトップのジョコビッチ選手。以前の彼は、ものすごい努力をしてもフェデラーやナダルに及ばずに、なかなかトップを取れず、そのうえ、たびたび体調不良に悩まされたそうです。でも、グルテンフリーの食生活にしてから、見違えるように体調が良くなり、ついにトップの座を手にすることができたのです。

妻が読んでいたこの本を見て、「ジョコビッチがものすごい成果を挙げた」という実績に心が動かされました。そして、私もちょっと試してみようという気になりました。

2.グルテンフリーって何を食べればいいの?

グルテンフリーをつづけるためには、食事のメニューを考える必要があります。
何しろ、グルテンフリーを実行するためには、パン、パスタ、ピザ、うどん、ケーキ、クッキー、こういった食べ物は避けなければなりません。小麦を使った練り物・揚げ物もNGです。

日本には、米食の文化があるので、炊いたご飯を中心にすれば、グルテンフリーの第一歩が踏み出せます。そして、お昼ごはんは弁当を持参するようにしたほうがいいでしょう。ある意味、弁当をもっていく習慣があれば、グルテンフリーはかんたんにできます。私は、朝ごはんはパン食だったので、白米に切り替えました。

3.グルテンフリーをするとどんな良いことがあるの?

小麦粉をとることで、アレルギー反応を起こすことがあります。もっともひどい症状は、セリアック病と呼ばれ、主な症状として、肥満、慢性の下痢、疲労感などがあります。

セリアック病のようなひどい症状にならなくても、多くの人が「グルテン不耐症」をもっているといわれています。体が重かったり、疲れやすかったりといった症状は、「ただの体質だからしかたない」と思い込みがちですが、「グルテン不耐症」の表れなのかもしれません。

私の場合は、だいぶ前から、便が柔らかく、平均して毎日2回、多いときには3回排便をしていました。体質だから仕方ないと考えていましたが、グルテンフリーにしてからは、毎日1回ですむようになったのです。

また、胃もたれして動きたくない、とか、頭が回らないということも無くなりました。食べ終わった後は、きちんと満腹になるけれど、しばらくするとお腹がすき、次の食事もおいしく食べられます。

このような結果が出せたので、私にとっては「やって良かったグルテンフリー」と断言できます。

もちろん、現在の症状は人それぞれで、グルテンフリーにした結果も人によってさまざまに異なるはずです。「グルテンフリーをすれば、必ずこんな良いことがある」という訳ではありません。食事を変えることによって自分の体がどのように変わっていくかを見つめ、食生活を見直してみる、そのきっかけを作るのがグルテンフリーなのです。

4.グルテンフリーを続けていくためには

グルテンフリーを続けていくうえで、ひとつ大変なところは、白米ばかり続くとあきやすいというところです。かりに、毎日毎日3食ともすべて白米だと、あきてしまいます。 現代の日本人が、米から小麦へ、ご飯からパンにシフトしていったのも仕方ない。

 グルテンフリーを続けるうえでは、白米以外のバリエーションも考えておきましょう。 クックパッドなどで探せば、いろいろメニューが出てきます。私が、もっともリピートしているのは、高野豆腐を戻してスライスし、トーストするものです。ジャムなどの甘いものとの相性は良くありませんが、惣菜パンの代わりとしてなら、わりと美味しいです。 価格が手ごろなのも良いです。

益子の雑貨店で目にしたのが、モロヘイヤ入りパスタ。多少、うどんみたいな食感ですが、モチモチして美味です。ただし、250グラムで400円以上と、主食としては高めの値段です。

小麦粉の入っていない蕎麦も、風味が豊かで楽しめます。ただし、炭水化物を含んでいません。そのため私は、昼に食べるとエネルギー不足を感じてしまいます。

ジョコビッチのようなお金持ちならともかく、食費をそれなりの額に抑えておくことも、グルテンフリーを続けるために大切なことなのです。

5.どうする甘い食べ物

グルテンフリーをやせるためのダイエットとして行うならば、糖分を控えることも必要です。なぜなら、糖分をとると、血糖値が急上昇し、それを抑えようとしてインスリンが出ることで、脂肪をためこみやすくなるからです。参照サイト

とはいえ、糖分が足りなければ、頭の動きがにぶってやる気が出なかったり、逆効果になることも。そこで、ほどよい糖分をとることは必要です。(ただし、糖分の取りすぎは要注意。ひみつ堂で、甘いカキ氷を食べたら、ひどく眠くなってしまいました。)

はちみつをなめて終わりというのでは、物足りないので、グルテンフリーの甘い食べ物をいろいろ作ってみました。おすすめできるレシピは、こちら。米粉で作るフィナンシェです。