2016/12/06

イクメンブルー(育児うつ)になる前にできること

朝、いつものようにお弁当を作りながら、NHKを見ていました。すると、イクメンブルーになる男性が、増えているとの特集です。見逃した人のために、サイトも作られています。リンク先

イクメンとは、子育てする男性のこと。2010年に当時の長妻大臣が言いだして広まったそうです。(コトバンクを参照)

そして、イクメンブルーとは、子育てをしている間に、理想と現実のギャップに苦しみ、うつ病などの心の不調に悩まされることです。

「うつ」だという話になると、すぐに甘えだという指摘が出ます。しかし、私はそうは思いません。

子育ては、しんどいです。

もちろん、楽しいこともいっぱいです。わが子は、5か月を過ぎたところですが、へんな踊りを見せるとキャッキャと笑ってくれるし、その顔はとろけるように可愛いし。

外出すれば、たまに「かわいいですね」と声をかけられるし、遠巻きに「あの子可愛い」と言われることもあるしで、いい気持になります。

しかし、逆に言えば、それ以外の時間は、親の体にとって負担なのです。

しょっちゅう泣いて、抱っこをせがみます。夜中になれば、抱っこして寝かしつけるために1時間近くかかることもしばしばです。

子どもが、身の回りのことを自力でできる状態になるまでは、このように手のかかる状態が続くわけです。

それでは、どのように対処すればよいのでしょう。共働き世帯を前提に、考えてみました。

一番良いのは、働く時間を減らすことです。とはいえ、実現はなかなか難しい。

すると、次の方法として、家事の負担を減らすことが考えられます。どのような家事があるか考えてみると
  • 朝晩の食事の用意と片づけ
  • 床の掃除
  • 洗濯して干し、乾いたらたたむ
洗濯物をたたむこと以外は、お金を出せば手を抜くことができます。お惣菜を買ったり、高性能の掃除機や洗濯機を買ったり、いろいろな方法があります。

イクメンブルーになるくらいなら、そういったところに惜しみなくお金をかければいいのにと、私は考えます。夫婦でよく話し合って、何を買って家事の省エネをすればよいのか、相談したうえで決めましょう。相談する過程で、お互いの悩みについて、よく理解できるようになるはずです。

もし、お金をかけたくないというのなら、家事と育児のシェアリングをしてみてはどうでしょうか。つまり、相手の家の家事を代わりにやるのと引き換えに、子どもの面倒を見てもらうのです。また、小さい子がいる家庭どうしだったら、お互いに子どもを預けあって、片方の家では子どもの面倒だけを見る、もう片方の家では家事だけをする、そして例えば一週間ごとに役割を入れ替える、ということを繰り返します。

子育ての何が負担なのかと考えると、寝かしつけるまで、気が休まる暇がないことです。育児のシェアリングをすれば、子育てから解放され、一息つくことができて、心の健康が保たれるのです。

健やかな気持ちで、育児を楽しみましょう。

ではでは。