2017/03/03

子連れのオアシスに行ってきた(坂本美雨のコンサートレポート)

先日、1月28日に、東京の半蔵門にあるTOKYO FMホールで、坂本美雨のコンサートがありました。公式サイトはこちら

TOKYO FMを聴いていると、平日のお昼前には、坂本美雨のラジオをやっています。たまの休みに聴くことがあるのですが、いい声だなと思っていました。そして、妻の影響で、最近、私もCDを聞くようになっていたのでした。

そういうわけで、去年の暮れにフリーライブを見ました。そのときに、坂本美雨のコンサートのことを知ったのです。

それも、赤ちゃん連れで参加してよいとのこと。小さな子どもがいる私たちにとって、ライブを見るということは、かなわない願いだと思っていたので、喜んで行ってみることにしました。

会場に入ってみると、こじんまりとしたスペースでしたが、超満員です。立ち見のお客さんもいるほど。ステージのセットを見ながら、期待を高めていると、開演の時間になりました。

伴奏の人が加わることもありましたが、基本的には、CANTUSという名前の聖歌隊との共演です。セットリストを下に書いておきます。

the kiss 「Sing with me Ⅱ」
when you wish upon a star「Sing with me」
when she loved me「Sing with me」
ダニー・ボーイ 「Sing with me Ⅱ」
メトロポリタン美術館 「Sing with me Ⅱ」
いにしえの子守唄 「Sing with me Ⅱ」
遠い町で 「Sing with me Ⅱ」
ブラームスの子守唄 「Sing with me Ⅱ」
休憩
鬼のパンツ
THE NEVER ENDING STORY シングルCD"THE NEVER ENDING STORY"から
ノスタルジア 「Sing with me Ⅱ」
the water is wind 「Sing with me Ⅱ」
dream 「Sing with me Ⅱ」
the other side of love 「Sing with me Ⅱ」
星めぐりの歌「Sing with me」
pie jesu「Sing with me」

昔に聞いたことのある、懐かしさをおぼえる曲がほとんどでした。心地よい気分で満たされます。

とはいえ、私は子どもを抱っこする係。子どもは、7か月を過ぎ、支えてあげると立つことができるようになっていました。

開演から30分くらいは、ステージの方を向いてヒザの上に座らせていたけれど、大人しいのはそこまででした。その後は、私と向かい合うように、ヒザの上に立たせてあやし続ける時間が続きました。

会場には、たくさんの小さな子がいました。おそらく30人以上、いたと思います。やはり、最後まで集中力は続かないもの。泣き叫んだり、走り回ったりと、大変にぎやかな状況でした。

子ども連れだとお互いさまだな、と思えるけれど、子連れでないお客さんも相当いたようです。その人たちはどう感じたのかなと少し気になりました。

とにもかくにも、久しぶりのコンサートを満喫することができて、満足の一日でした。また行きたいなと思います。

おまけ
公演中では、20分くらい休憩時間がありました。会場には、赤ちゃんのための部屋があって、休むことができたようです。

2017/01/22

花が終わった鉢の土をリサイクルしてみる 「趣味の園芸」しゅみえんダイアリーより

プランターなり、鉢植えを買った後で、その土を捨てたくないなと思ったら、手を加えてあげる必要があるのです。

なぜなら、使用済みの土は、次のような欠点があるからです。
  • 排水性・通気性が悪い
  • 酸性に傾いている
  • 微生物が減っている
これらのことを補うために、3つのことをする必要があります。

1.雑草・枯れ枝を取りのぞく

特に、雑草は、再生しやすく、土の栄養分をとってしまうので、ていねいに取りのぞきます。
そして、シートの上に鉢をひっくり返して、鉢底の石や古い根を取りのぞきます。

2.きれいにした土を乾かす

新聞紙の上にうすく広げて、2~3日間、日に当てると良いそうです。そうすることで、土がさらさらになり、肥料のききも良くなります。水はけも良くなりそうです。
このとき、細かい根もとっておきましょう。

3.土のブレンド

ここが最大のポイント。
一度使った土は、粒が細かくなり、水が通りにくくなるので、粗い土を入れてあげます。

小粒の赤玉土や、荒めの腐葉土を使いましょう。腐葉土を加えることで、微生物が活発に働き、土が柔らかくなります。

ブレンドの割合は、次のようになります。
  • 古い土……5
  • 腐葉土……3
  • 赤玉土……2
以上を、よく混ぜ合わせたら、さらに土の栄養分を加えます。
有機石灰を加えて、酸性の土を弱酸性にします。弱酸性の土が、植物の生育に適しています。

  • 有機石灰……1リットルあたり3~5グラム
  • 緩効性肥料……1リットルあたり5グラム
以上を均一に混ぜたら、完成です。
祖母が元気な時、よく土を混ぜ混ぜしていたのを思い出し、思わずメモしてしまいました。

2017/01/05

ふるカフェ系 ハルさんの休日「金沢」 古いものと新しいものが共存する町をたっぷり歩いてみませんか

久しぶりに始まりました、『ふるカフェ系 ハルさんの休日』。ハルさんが、ふるカフェ、つまり、古民家を生かして営業しているカフェを訪れる番組です。

今回は、特別番組ということで、1時間放送され、2カ所のカフェを訪れました。

金沢には、茶屋街(ちゃやがい)と呼ばれる地区があります。ひがし茶屋街、主計町(かずえまち)茶屋街、にし茶屋街と分かれています。

まず、番組で紹介されたのは、ひがし茶屋街。1820年にできた金沢最大の茶屋街で、国の重要伝統建造物保存地区になっています。

茶屋というのは、芸妓さんがいる店のことです。昭和30年代には、60軒以上の茶屋があり、200人以上の芸妓さんがいました。

次に、主計町茶屋街を訪れます。「かずえまち」と呼ばれているのは、加賀藩士、富田主計の屋敷があったからです。ここは、浅野川沿いにあり、明治初期に形成されました。

この主計町茶屋街を歩いていると、細かい格子が特徴的な建物がありました。

その格子は、木虫籠(きむすこ)と呼ばれています。外からは中が見えにくく、中から外がよく見えるのが特徴です。

1軒目の店の名前は、土家。住所は、金沢市主計町2-3です。

この記事のように、日本建築学会の広報誌にも取り上げられるくらい、見ごたえのある建物です。

内装は、1階もすてきなのですが、2階が特に目を引きます。「ベンガラ」で真っ赤にぬられた床の間が素晴らしい。

窓からは、ゆったり流れる浅野川と、対岸の建物を見てなごむことができます。

お店では、サービスで、棒茶(茎だけを使った番茶)と栗蒸しようかんがついてきます。すごい気前の良さ。

予約すれば、仕出し弁当も食べられるそうです。

金沢には、この店のような茶屋のほかにも、町屋・民家・武家屋敷があり、1950年以前に建てられたものを、「金澤町屋」と呼んで保存しています。

町屋研究会というものもあり、カフェ「土家」を修復したのも、この会のメンバーの人です。


町屋研究会の人たちに教えられて、ハルさんが、次に向かいました。2軒目のお店は、明治末期の黒い門の古民家です。

長町武家屋敷跡という一角に、そのお店があります。長い土塀や石畳の小道が続くこの場所に、大きな屋根の建物が見えてきます。

その屋根は、切妻造りで、白壁に格子が入ったデザイン。「あずまだち」と呼ばれます。そんな和風の建築の中に、カラフルなエスニックのドアがあったり、金ぴかの仏壇があったりする不思議な建物です。

店の名前は、「くらげが雲になる日」。住所は、金沢市長町2-6-5です。

ハルさんが注文したのは、プーパッポンカリーというメニュー。タイでよく食べられているカニを使ったカレーです。

作り方は、香箱ガニ(メスのズワイガニのこと)を使います。カニの卵をカレールーと鶏卵に混ぜます。あとは、カニの身と季節の野菜といっしょに炒めるだけです。

見ているだけでお腹がすいてきました。

2階に案内されると、そこには、渋い青色の壁がありました。群青壁とよばれ、ラピスラズリを使った青い顔料で塗装する金沢独自の壁です。

群青壁は、藩主の前田斉泰(なりやす)が始め、武士や豪商の間に広まりました。

金沢のふるカフェでは、赤い壁・青い壁と対照的な2軒を見ました。どちらも金沢の特徴的な色です。

伝統を守りつつも、革新的なものを生み出してきた金沢。そのふところの深さを見ることができた旅でした。

最後に、番組で紹介された金沢の建造物を並べておきます。

尾山神社 神門(国の重要文化財)
金沢21世紀美術館
石川四高記念文化交流館
鈴木大拙館
金沢蓄音機館

子どもを連れて、いつか金沢に行ってみたいなと思いつつ。ではでは。

2016/12/06

イクメンブルー(育児うつ)になる前にできること

朝、いつものようにお弁当を作りながら、NHKを見ていました。すると、イクメンブルーになる男性が、増えているとの特集です。見逃した人のために、サイトも作られています。リンク先

イクメンとは、子育てする男性のこと。2010年に当時の長妻大臣が言いだして広まったそうです。(コトバンクを参照)

そして、イクメンブルーとは、子育てをしている間に、理想と現実のギャップに苦しみ、うつ病などの心の不調に悩まされることです。

「うつ」だという話になると、すぐに甘えだという指摘が出ます。しかし、私はそうは思いません。

子育ては、しんどいです。

もちろん、楽しいこともいっぱいです。わが子は、5か月を過ぎたところですが、へんな踊りを見せるとキャッキャと笑ってくれるし、その顔はとろけるように可愛いし。

外出すれば、たまに「かわいいですね」と声をかけられるし、遠巻きに「あの子可愛い」と言われることもあるしで、いい気持になります。

しかし、逆に言えば、それ以外の時間は、親の体にとって負担なのです。

しょっちゅう泣いて、抱っこをせがみます。夜中になれば、抱っこして寝かしつけるために1時間近くかかることもしばしばです。

子どもが、身の回りのことを自力でできる状態になるまでは、このように手のかかる状態が続くわけです。

それでは、どのように対処すればよいのでしょう。共働き世帯を前提に、考えてみました。

一番良いのは、働く時間を減らすことです。とはいえ、実現はなかなか難しい。

すると、次の方法として、家事の負担を減らすことが考えられます。どのような家事があるか考えてみると
  • 朝晩の食事の用意と片づけ
  • 床の掃除
  • 洗濯して干し、乾いたらたたむ
洗濯物をたたむこと以外は、お金を出せば手を抜くことができます。お惣菜を買ったり、高性能の掃除機や洗濯機を買ったり、いろいろな方法があります。

イクメンブルーになるくらいなら、そういったところに惜しみなくお金をかければいいのにと、私は考えます。夫婦でよく話し合って、何を買って家事の省エネをすればよいのか、相談したうえで決めましょう。相談する過程で、お互いの悩みについて、よく理解できるようになるはずです。

もし、お金をかけたくないというのなら、家事と育児のシェアリングをしてみてはどうでしょうか。つまり、相手の家の家事を代わりにやるのと引き換えに、子どもの面倒を見てもらうのです。また、小さい子がいる家庭どうしだったら、お互いに子どもを預けあって、片方の家では子どもの面倒だけを見る、もう片方の家では家事だけをする、そして例えば一週間ごとに役割を入れ替える、ということを繰り返します。

子育ての何が負担なのかと考えると、寝かしつけるまで、気が休まる暇がないことです。育児のシェアリングをすれば、子育てから解放され、一息つくことができて、心の健康が保たれるのです。

健やかな気持ちで、育児を楽しみましょう。

ではでは。