2016/01/01

80年代の香りがする紅白歌合戦

なんだかんだ、第66回紅白歌合戦、ほとんど見てしまいました。

7時台は、年越しそばのための天ぷらを揚げながら。
クックパッドのここを見ながら、エビや野菜を揚げたり。
菜の花が、意外に美味しく揚がって満足。

話を元に戻して、紅白歌合戦。

全体的に、80年代の香りがする構成でした。
私にとっては、80年代は、ドストライクとまではいかないのですが
(小室サウンドを聞いて育ったので)

演歌で固められるよりは、親しみが持てました。

その中で、わざわざブログに書きたいと思ったのは、
小林幸子が歌った「千本桜」です。80年代じゃないですけれど。

各社も気合を入れて速報記事にしてますね。例えばこちら

小林幸子の衣装(装置)に、ニコニコ動画のコメントが流れ出したときは
笑ってしまいましたが、そこで終わらず、NHKの画面自体にも、
コメントが流れるというインパクトの強さが光っていました。

事務所とのトラブルで、芸能界から締め出された彼女が、
なりふりかまわずコミケに乗り出すなど、オタクからの支持を集め、
紅白への復帰を果たす。

そのドラマティックな背景があるからこそ、紅白の演出も説得力を
持っていました。

演出方法には、「行き過ぎだ」という声も含めて、賛否両論あるでしょう。

しかし、否定意見に妥協することなく、ニコニコ動画とのコラボを
貫いたことで、小林幸子を強く支持する声(「信者」と呼び変えてもよい)
を集めることができるのです。

私は今まで、小林幸子は、毎年ただ衣装を大きくし続けるだけの人だと
思っていました。

しかし、今回の演出を見て、考えが変わりました。
オタクという、世間に比べれば小規模な存在を味方につけて、
突破を図ることができる、強い意志を持った人なんだと認識しました。

今回の紅白では、小林幸子は、正式な出演者ではなく、特別枠での出場
とされていましたが、実際の放送を見ると、まったくそんなことを
思わない、力強さが感じられたのでした。

ではでは。